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耐火性について

2011.09.30

木が燃えることは確実です。しかし、木の家が火事に弱いかというと、必ずしもそうではありません。直径の小さい木や薄い板なら別ですが、ある程度の厚みのある柱や梁は、簡単に焼け落ちません。表面が燃えても、炭になった部分が酸素と熱を遮り、中まで燃えるのを抑えてくれるのです。木の炭化速度は1分間に0.6〜0.8mといわれ、30分燃えても反面から2mほどしか燃えないので、太い柱や梁はしっかりと残ります。対照的なのが鉄です。鉄はいかにも丈夫そうに見えますが、実際の火事のときには木より先に強度が低下して、家がつぶれてしまうことがあります。同じ条件で熱を加えた場合の強度変化を調べたデータによると、鉄は5分で強度が元の60%に低下しますが、木では約15分かかります。さらに、鉄は約10分で強度が20%以下になるに対し、木は30分以上かかるのです。このように、木は鉄より長い時間、強度を保っていることができるので、火事になったとしても消火したり避難したりする時間を稼げることになります。最近の木の家はさらに、防火材や不燃材などを使って、より耐火性を高めています。たとえば、火を使うキッチンは床の下地に不燃材料である石膏ボードを使い、炎や火の粉による延焼のおそれのある屋根や外壁にはスレートやサイディングといった不燃材が用いられます。なお、火災で逃げ遅れるのは、夜、寝込んでいるケースが多いとされます。そこで、キッチンや寝室に火災報知機を設置しておくことをお勧めします。国でも消防法を改正し、一戸建てでの火災報知機設置の義務化が進んでいます。

[参考情報]
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