貧困な単身層は一日一五〇〇円前後を払ってネットカフェを家代わりに利用している。ここでは紹介しきれなかったが、ネットカフェ難民のカフェ利用料よりも、リーズナブルな価格(二万五〇〇〇円程度)で定住できるシェア居住は多数存在する。この住まいを選択するのは、入居時の家賃が安いことが主な理由だが、実際住んだ後では人間同士の触れ合いの良さを評価している人が多い。今日、ワンルームマンションのように隣人の顔さえ知らないことが多いという都市の単身居住において、集まって住むことの安心感やお互いに触れ合うことにシェア居住の良さがある。
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さらに、シェア居住を求める単身者の生活スタイルは様々で、借り手の付きにくい住宅や個室単位の賃貸など、市場性の低いファミリー向け住宅ストックを活用したシェア居住が普及しつつあり、そのためワンルームマンションを増やさずに単身者の都心居住の需要に応えられる可能性がある。このようにシェア型住宅は、賃貸アパートに比べて経済的かつ居住者どうしの触れ合いがある住居として位置づけられており、今後の居住スタイルの一つとして確立していくことが予想される。